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Vol.4:サッカーシューズお手入れマニュアル
サッカーシューズは、サッカー選手にとって何よりも大切なツール。
いつもベストコンディションに保ち長く大切に使いましょう。
素材によっても異なる手入れはどうしたらよいのか。今回は”シューズのお手入れマニュアル”です。
お手入れマニュアルその1:天然皮革の表革の場合
●通常のお手入れ
@湿った布で汚れを落とします。つま先に入り込んだ細かい石もしっかり取ります。
汚れが落ちない場合は、皮専用クリーナーを柔らかな白布にとり、甲皮全体に薄く塗って汚れを落とします。
A皮革の乾燥防止、保護のためにシューズクリームをムラなく塗り、ツヤ出しをします。
黒い甲皮のシューズの場合は黒のシューズクリーム、白いシューズの場合は白のシューズクリーム、
その他のカラーやコンビネーションのシューズには無色のシューズクリームを使います。
B柔らかい布で余分なクリームを拭き取り、よく磨いて仕上げます。
●雨中の使用などでの泥汚れ
@シューズが湿っている間にたわしなどでよく洗い落とします。
この時、皮の表面を傷つけないように注意しましょう。
A乾いてしまっている場合は、シューズを水につけるか濡れ雑巾でよく湿らせてから洗い落としましょう。
レザー専用のシューズシャンプーを使用するのも良いでしょう。
B洗った後は、型崩れしないようにシューズの中に紙や、布を詰め、風通しのよい日陰で乾かすようにします。
C乾いたら、保革のためにシューズクリームを塗り、ツヤ出しをしておきます。
お手入れマニュアルその2:天然皮革の裏革や起毛革の場合
●通常のお手入れ
@毛ブラシやナイロンブラシで付着した汚れを丁寧に取り除きます。
A風通しの良い日陰で乾かし、仕上げに再度ブラシをかけておきます。
Bさらに、防水スプレーなどの保革スプレーをかけておくと良いでしょう。
注意! 天然皮革のシューズの場合、水や泥などが付着したまま使用したり放置し続けると
甲皮表面を傷める原因となりますので、できる限り早めにお手入れをしましょう。
お手入れマニュアルその3:人工皮革の場合
●通常のお手入れ
@簡単な汚れは、柔らかい白布で水拭きするだけで落ちます。
Aそれでも落ちない場合は、クリーナーを使いましょう。
●ひどい汚れ
@シューズを水につけてよく湿らせてから、シューズシャンプーをかけ汚れを洗い落とします。
A洗った後は、紙、布などを詰めて形を整え、風通しのよい日陰で乾かします。
B最後に、シューズクリームでツヤ出しをしておきましょう。
お手入れマニュアルその4:天然繊維や合成繊維の場合
●通常のお手入れ
@シューズを水につけ、十分湿らせてからシューズシャンプーで汚れを落とします。
A洗った後は、紙や布などを詰めて形を整えてから風通しのよい日陰で乾かします。
お手入れマニュアルその5:保管
●シューズはできる限り風通しのよい日陰で保管してください。
高温多湿、特に夏場の車のトランクなどに長期間保管すると変形、劣化する場合があります。
●ポリウレタン(PU)を使用しているシューズは、長い間履かないでいると
ポリウレタン材が空気に含まれている水分などの作用で劣化が進みます。
使用に耐えない状態になることがありますので、長期保管後は使用前に必ず確認しましょう。
サッカーシューズ、トレーニングシューズの手入れは、使ったらできるだけ早くするのがいいようです。
不精な人は、手間のかからない人工皮革のシューズがいいですね。
カンガルー皮の高級シューズを使うなら、お手入れも手を抜かず念入りにすることが求められます。
ハードな練習で疲れていても大切な道具。しっかりお手入れをしましょう。
今回は、アディダス ジャパン株式会社さんの”shose
取扱説明書”から引用いたしました。
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