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2001.12.1.
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Vol.1,

Vol.1:どんなサッカーシューズを選べばいいの?
 こんな疑問をお持ちの皆さんのために、大変参考になるお話です。
 記念すべき第1回目は、
 「アクアJFC春日井応援ページ」のサッカー講座からご紹介します。
 (構成上一部変更しています。)

シューズ選びのポイント
 発育過程の子供達が安心して履ける、サッカーシューズ選びのポイントはズバリ以下の2点です。
☆自分の足に合ったシューズを選ぼう!☆
 サッカーシューズに1番に求められるものはフィット感。自分に合ったものを使用しましょう。
☆フィールドに合ったシューズを選ぼう!☆
 いつも使用するグランドの特徴からシューズを選びましょう。

足に合ったシューズとは
−その1− ピッタリサイズがいいのか余裕があるのがいいのか?
 サッカーシューズのラスト(靴型)は一般的につま先にゆとりのないものが主流となっていますが、それは細かなボールコントロール(足裏の接地感やボールとの接触感)を必要とする上級者を対象としているからです。しかし、そのような効果にこだわるがゆえに、足腰そのものに過度の負担がかかるのも事実です。柔らかい土や全面芝のグラウンドが少ない日本の成長過程のジュニアには圧迫感がすくなく、若干ゆとりのあるラストが良いそうです。成長の早さ・使用頻度にもよりますが、ある程度(5mm程度)の余裕は仕方ないでしょね。

−その2− なんかフィットしないんだよな?
 シューズの中で足の遊びが大きくなった場合、違和感を感じる子供もいるでしょうし、それ自体が新たな故障の原因や、破れの原因になる可能性もあるそうです。このような場合は、通常のサッカー用ソックスの下に、もう1枚普通のソックスを履いて使うようにすると良いそうです。足の感覚は若干にぶくなるでしょうが、シューズのフィット感は増し、足への負担を更に軽減することもできます。こういった工夫でサイズは1つ飛びに購入することもできます。

−その3− アッパー素材はいろいろあるけど?
 アッパー(靴の表面部)の素材は一般的には天然皮革もしくは合成皮革が主流ですが、少年用は低価格路線が多いため合成皮革がほとんどです。参考までに素材による違いをまとめてみました。

<天然皮革は伸びる>
 革の種類によっても違いますが、天然皮革のシューズはある程度伸びるのが普通です。そのため、余裕があるよりは気持ちきつめがジャストフィットの目安です。よってある程度使い込むと足になじむ感覚です。
 特徴:「足になじむ」「通気性がある」「耐久性がある」「型崩れする」「濡れる」「水に弱い」「高価」

<人工皮革は伸びない>
 天然皮革と違って人工皮革はほとんど伸びません。試し履きの感覚が比較的続きます。よって型崩れしにくいことになります。
 特徴:「型崩れしにくい」「水がしみ込みにくい」「軽い」「なじみにくい」「通気性が悪い」「安価」

フィールドにあったシューズとは
 本来シューズはフィールドの種類・状態によって使いわけるべきもののようです。そのために各メーカーから色々な種類のシューズが販売されています。しかし、成長期の子供に何足ものシューズを買うのも?
 基本的にはよく練習・試合をするグランドに合ったシューズを選択すれば良いでしょう。当然使用するフィールドがまるで違う(例えば室内・外とか)場合は複数のシューズが必要です。

−その1− どんな種類があるの?
 サッカーシューズには色々な種類があり、用途により使い分けします。ここではどんな種類があるかを紹介します。
☆スタッド取替式(SG)☆
 芝・雨天など軟質グランドでの実践トレーニング及びゲーム用シューズ。足腰への負担などを考慮し、小学生は使用をお勧めできません。
☆スタッド固定式(HG)☆
 芝・土、硬質・軟質など色々なグランドに対応するトレーニング及びゲーム用シューズ。スタッド形状により特定のフィールドへの対応を高めることが出来ます。
☆マルチスタッドトレーニングシューズ☆
 サッカーシューズと同等のアッパーを使用し、多本数の短いラバースタッドを組合せ、足の負担を少なくし安定感を高めた硬質グランド、人工芝用シューズ。
☆インドア対応トレーニングシューズ☆
 スタッドのない滑りにくいラバーソールに、衝撃吸収機能のミッドソール、キックに対応するアッパーを組合せたトレーニングシューズ。
☆フットサル専用シューズ☆
 体育館でのフットサルに対応した、薄く滑りにくいラバーソールのゲーム用シューズ。ミッドソールの衝撃吸収材を省いて軽く仕上げてある。

−その2− スタッドの形状とは?
 従来スタッドの形は丸型と決まっていましたが、最近固定式シューズには色々な形のスタッドが出てきました。これは異形型スタッドと呼ばれ、今後主流になってくる可能性が大きいそうです。プロ選手の間でも「しっかりと地面を捕らえ、安定して踏み込める感触がある。」と評判は上々。しかも足への負担が少ないという画期的な開発であるようです。今現在どんな形にどんな特性があるかまとめ切れていませんが、注目して見てみましょう。

★注意★
 チームによっては種類を限定しているところもあります。所属チームの指導者に確認してから購入しましょう。限定は大きく分けて以下の2種類あります。
  @ トレーニングシューズに限定   A サッカーシューズに限定
 @は主に成長過程の負担軽減を考慮し、Aはスリッピーなグランドでの転倒による怪我防止を考慮しています。足にやさしいシューズとグリップが高いシューズは今のところ相反しているような気がします。

●足に合わない時の裏技
 買ったけどどうも足に合わないという場合ありますよね。どこかが「小さい」「きつい」といった場合はどうしようもありません。交換もしくは新規購入になります。しかし、どこかに「余裕が有り過ぎる」場合には対処が出来ます。余裕があり過ぎる部分に対処する方法を紹介します。

☆全体に余裕がある場合・・・・・前述のソックス2枚重ねが良いでしょう。
☆つま先に余裕がある場合・・・・スキーの防寒用足先キャップを靴先に入れちゃいましょう。
☆幅に余裕がある場合・・・・・・同じくスキーブーツ用緩衝材を前後の幅広部分に貼っちゃいましょう。
☆高さに余裕がある場合・・・・・足甲が低く高さがあまる場合は、中敷をシューズの形に合わせて切って入れましょう。asicsなどからサッカー用中敷きも発売されてます。

●結論
 日本のサッカー事情から、今の子供達は硬いグランドでのプレーが中心となります。短めの天然芝や硬い土のグラウンドで最も問題となるのが、シューズを通して伝わるグラウンドからの足への衝撃、つまり突き上げ感です。これが強いと足にかかる負担が大きく、故障の原因になります。サッカーでは、急激に発進したり、停止したりすることが多いため、怪我の多くが下肢に見られます。その中でも「爪、指」が40%と最も多く、「踵」31%、「足底」19%、「足背」9%と、前足部の怪我が極めて多いのが特徴だそうです。これを解消するためにはマルチスタッドのトレーニングシューズもしくはスタッド固定式のサッカーシューズを選択するのが良いでしょう。
 スタッド固定式ソールは体重のかかり具合や骨の構造を分析し、必要な箇所に必要な本数だけスタッドを配置しています。もちろん硬いグラウンド表面をとらえるグリップ性も考慮されています。サッカーはなにより走ることを基本としたスポーツです。いかに足を疲れさせないかが試合を大きく左右するので、ソールの柔らかさによるフィット感やボールコントロールのしやすさも考慮されているこのタイプが試合用にはベストと思います。スタッドの数は前6:後2以上のものが良いようです。軟らかいグランドを想定する方は、スタッドの数を少な目にすると良いそうです。ただし足への負担は増加します。
 マルチスタッドのトレーニングシューズはさらに足への負担軽減の考慮がされているので、トレーニング用として一足持っておくと良いでしょう。通学や遊びにも使えるし、もちろん試合でも使えます。

●あとがき
 上記の内容をしっかり踏まえてお子さんと一緒に選びに行ってみてください。
本人が気にいったシューズはいい刺激になると思いますので、問題なさそうでしたら購入してみてください。
 その場であわてて買ってしまわないようにしましょう。しばらくは普段履きでやってみて、慣れてきたら1足試しに買ってみる。2足目以降はその経験を参考にして選びましょう。
 小学校高学年になると、デザインや材質で好みがはっきりしてくるようです。


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